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2017.07.05

夢二郷土美術館 企画展『LOVE♥夢二』

企画展『LOVE♥夢二』

所蔵表装作品161点中2点のみの貴重な「描き表装」を公開
会期:2017年627日(火)-910日(日)

 

夢二郷土美術館 本館(岡山県岡山市中区浜2-1-32、館長:小嶋光信)では、6月27日(火)より、「LOVE♥夢二」と題して企画展を開催しています。

本企画展では、「LOVE」をキーワードに、画家、詩人、デザイナーとして明治末から現代まで多くの人々を魅了してやまない竹久夢二の作品がどのように愛されてきたのかをご紹介しながらその魅力をひも解きます。また夢二作品の一つの特徴ともなっている独特の表装(書画作品を布や紙に貼って、掛軸や屏風などに仕立てること)に注目し、珍しい「描(か)き表装(書画作品の外側の布や紙の部分にさらに柄などを描いたもの)」や夢二ならではのしつらいの表装作品を一堂に集めて展示しています。

催事名称
『LOVE♥夢二』
開催期間
平成29年6月27日(火)~9月10日(日)
開催場所
夢二郷土美術館本館(所在地:岡山市中区浜2-1-32)
入館料
大人700円 大・高・中学生400円 小学生300円
※20名以上の団体、65歳以上の方は2割引
開 館 時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
◆休館日 =月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
※8月14日(月)は臨時開館、(8月8日(火)~20日(日)まで休まず開館)
展示作品数
約120点
催事内容
夢二作品の独特な世界観は絵画・イラスト・デザインなどを通して人々の生活に深く関わり、愛され続けてきました。特に明治末から大正にかけて女性たちは夢二の描いた女性像を真似し、「夢二式美人」ということばも生まれ、大正ロマンを代表する流行を作りだしました。
そして、今日まで夢二作品は人々に愛され続けています。夢二を愛した人々の言葉も通して作品をご覧いただきます。また、作品を持つ人々がいかに夢二作品を大切にし、愛してきたかがうかがえる“表装”にも注目します。表装は作品を保護すると共に、それ自体に装飾が凝らされ、作品と一体となり見て楽しむ文化を形作ってきました。夢二作品の表装は、チェックや縞模様などモダンでかわいらしく、個性的な仕立てになっているものが多くみられます。これも夢二の作品世界にあわせて、型にはまらない素材の柄や色の取り合わせをよしとした、作品への愛情のひとつといえます。作品とともに魅力を引き立てあう表装にも注目してご覧ください。

■代表的な展示作品
・『三味をもつ女』
描き表装といって、絵の外側(表具)の部分にまで絵画がおよんでいる珍しい作品です。絵に描かれている女性と、表装の柄や筆遣いの調和が魅力的な作品です。
・『大徳寺』
右側に大胆に施された銀紙の表装と、夢二の描いた女性、そして詩のバランスがおもしろい作品です。
・『憩い』
右の屏風に女性、左に男性の描かれた作品で、当館の代表作品のひとつです。登場人物の表情などを見比べてじっくり鑑賞していただきたい作品です。
・『星まつ里』
七夕を題材にした、華やかな作品です。二人の女性の着物や帯の柄は鮮やかで、表装も花の模様になっているかわいらしい作品です。

 

企画展関連イベント

「スマホでも参加できる!夢二のふるさとフォトコンテスト」入賞作品展示
日時:7月8日(土)~8月15日(火)
内容:本館特別展示室と、夢二生家・少年山荘(夢二郷土美術館分館、瀬戸内市邑久町本庄)で入賞作品やその他審査員が選んだ作品を展示します。

 

★夏休み企画★

第7「こども夢二新聞」募集
「竹久夢二」や「夢二郷土美術館」をテーマにした新聞を募集します。作品は美術館で展示させていただき、優秀作品には賞と賞品があり、また応募者全員に参加賞があります。
過去の入賞作品はhttp://yumeji-art-museum.com/newspaper/で公開しています。
応募方法:A3タテ用紙にまとめ、裏面に氏名、住所、連絡先、学校名、学年を記入し、夢二郷土美術館本館まで郵送またはご持参ください。(応募作品は返却いたしません)
募集締め切り:9月16日(土)
対象:小学4年生~中学3年生
参加費用:無料

「こども夢二新聞」関連イベント 新聞づくり教室
日時:7月29日(土)10:00~12:00
新聞記者の方から新聞づくりのひけつを教えていただきます。
協力:山陽新聞社
申込対象:小学4年生~中学3年生の「こども夢二新聞」に応募してくださる方
定員:30名(申込受付順)
参加費:無料(本人と付添の方1名まで)

「こども夢二新聞」関連イベント 夢二バスで行く取材バスツアー
日時:7月30日(日)13:00~17:00
夢二芸術の原点である瀬戸内市の生家などを巡る取材バスツアーです。
申込対象:小学4年生~中学3年生の「こども夢二新聞」に応募してくださる方
定員:親子20組(申込受付順・子どものみの参加は不可)
参加費:無料(本人と付添の方1名まで)

こども向けクイズシート
展示室では、鑑賞の手助けとなるこども向けのクイズシートをご用意しています。また、特別展示室では、大画面で作品を鑑賞できる高精細デジタルアーカイブを設置しています。

お庭番「黑の助」のキッズスペース
日時:7月22日(土)~9月10日(日)
本館「カフェ松香」内にキッズスペースが登場。当館の猫のお庭番「黑の助」のキャラクターが満喫できるスペースで、夢二のねこをモチーフとしたスタッフ手作りの消しゴムはんこを使い、しおりやカードを作る体験ができます。また、ねこの絵本もお楽しみいただけます。

 

 

夢二郷土美術館
086-271-1000

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