本当に暑い最中、私共のグランドオープンといちご電車の発表会に国、県、和歌山市、紀の川市の各代表の皆様や、熱く私共へのご支援、サポートをしていただいている皆様にご出席いただき、ありがとうございます。
心から厚く御礼申し上げます。
この4月1日から、貴志川線を引き継がせていただき、おっとり刀で、安全に留意し、ギャラリー電車や、和歌山駅9番ホームで七夕や備前焼風鈴の飾り付けのイベントなどをさせていただきながら、顧客創出に努力してまいりました。
その間、伊太祈曽駅でお目に掛かったお年を召したご夫人たちが、私を和歌山電鉄の社長と知ると、手を合わせられて、「社長さんのお陰で、この貴志川線を残してくださって、ありがとうございました。大変でしょうけど、逃げないで下さいね!」と言われるなど、地域の皆さんの熱き期待がひしひしと感じられました。
私も長いこと交通運輸業に携わっていますが、手を合わせられた仕事は初めてで、仕事冥利に尽きると感激いたしました。この貴志川線は、本当に必要な地方鉄道であったことを、目の当たりにして、ますます頑張らねばと、気持ちを新たに致しました。
会社設立1周年のグランドオープンとして、再生のスキームのなかでは予算はありませんでしたが、新しいイメージと熱意を示すために、いちご電車の企画をし、ここに発表させていただくことにいたしました。
いちご電車は、両備グループのデザイン顧問をしていただいている、今一番「旬」なデザイナーの水戸岡鋭治さんにお願いしました。

水戸岡さんは、言わずと知れた九州新幹線『ツバメ』や、私共岡山電気軌道の超低床路面電車『MOMO』で日本鉄道賞や数々の賞をいただいた、岡山県出身のデザイナーです。
いちご電車は、貴志川特産で、みんなが最も好きな果物のひとつである“いちご”をテーマに、和歌山県、和歌山市は紀州、すなわち木の国ですから、床材を楢の木のむく材を使用するなど、つり革、ベンチシートや家具など、およそ今まであまり木を使わなかったところまで、ふんだんに木を使って、思い切ったリニューアルをすすめ、木の神様の国にふさわしい趣向にいたしました。
通勤、通学用の車両のリニューアルにこれだけの夢を乗せた電車は珍しいと思いますし、「乗ってみたい電車」として、和歌山県の名物の一つになればと思っています。
このいちご電車のサポーターを募集しましたら、1,500名以上の方にご応募していただき、その金額は7〜800万円に迫るものと思われます。貴志川線への期待の大きさが分かると思います。
このいちご電車で、ビアパーティなどの催しや、コンサート、貸切りでの結婚式などもしてみたいと思っています。またこの秋には、貴志駅に「いちご神社」を造り、おみくじなども引けるようにしたいと思っています。いちご神社は、伊太祁曽神社の末社にでも加えていただければと思います。
また、先日貴志駅で、三毛猫さんと目が合って、何か手伝うかと声掛けしましたら、何でも手伝うというので、いずれ三毛猫の駅長さんが登場すると思います。
小さな所帯の和歌山電鉄が、ここまでこれたのも、国、和歌山県、和歌山市、紀の川市はじめ、行政や議員の皆様のご協力と、「貴志川線の未来をつくる会」など熱烈応援団の皆様の知恵と汗の結晶であると感謝しています。
これからも、運営委員会を通じて、ご利用者の皆様や沿線や地域の皆様方のご要望、ご意見を大事にして、まずはこの10年間をしっかり経営していきたいと思います。
また力及べば、さらに10年、20年という夢を描ければと思っております。これからも「日本一心ゆたかなローカル線になりたい」を合言葉に頑張りますので、ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
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